【刺繍枠なし】刺繍作品をおしゃれに飾る!壁掛け&ディスプレイアイデア徹底解説

【刺繍枠なし】刺繍作品をおしゃれに飾る!壁掛け&ディスプレイアイデア徹底解説

刺繍作品が完成したら、次は飾り方を考えましょう。刺繍枠に入れたまま飾るのも素敵ですが、枠から外して飾ると、また違った魅力が引き出されます。この記事では、刺繍枠を使わずに、刺繍作品をよりおしゃれに、そして個性的に飾るためのアイデアを徹底的に解説します。壁掛けの方法から、立体的なディスプレイ、日常使いできるアイテムへのアレンジまで、様々な方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

## 刺繍枠なしで飾るメリット

刺繍枠に入れたまま飾る方法も手軽で良いですが、枠なしで飾ることで、以下のようなメリットがあります。

* **作品の全体像を見せられる:** 刺繍枠の枠線がないため、刺繍の全体像をよりクリアに見せることができます。特に、デザイン全体が枠からはみ出すような作品や、背景の布地を生かした作品に最適です。
* **より自由な表現ができる:** 枠にとらわれず、作品の形に合わせて自由にカットしたり、立体的に加工したりすることができます。これにより、刺繍の表現の幅が大きく広がります。
* **様々なインテリアに合わせやすい:** シンプルな壁掛けから、モダンなディスプレイまで、様々なインテリアスタイルに合わせやすく、お部屋の雰囲気をより一層引き立てます。
* **軽量で扱いやすい:** 枠がない分、軽量になり、壁に負担をかけずに飾ることができます。また、持ち運びや保管も容易になります。

## 刺繍作品を飾る前の準備

刺繍作品を飾る前に、以下の準備をしておきましょう。

1. **アイロンがけ:** 刺繍が終わったら、必ずアイロンをかけましょう。刺繍の凹凸を抑え、綺麗に仕上げることで、見栄えが格段に良くなります。当て布をして、裏面からアイロンをかけるのがおすすめです。
2. **糸の始末:** 裏側の糸の始末を丁寧に行いましょう。糸が飛び出ていると、見栄えが悪くなるだけでなく、引っかかって刺繍がほつれる原因にもなります。糸を短くカットするか、刺繍針で裏側に通して隠しましょう。
3. **洗濯(必要に応じて):** 汚れが気になる場合は、優しく手洗いしましょう。洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに入れて、デリケートコースで洗うのがおすすめです。洗濯後は、形を整えて陰干ししてください。
4. **裏地の処理:** 裏地を付ける場合は、刺繍の裏側が見えないように、丁寧に縫い付けましょう。フェルトやシーチングなどの生地がおすすめです。

## 壁掛けアイデア

まずは、最もポピュラーな壁掛けのアイデアをご紹介します。

### 1. タペストリー風壁掛け

**材料:**

* 刺繍作品
* 木の棒または竹ひご(作品の幅より少し長めのもの)
* 紐または麻ひも
* 接着剤またはグルーガン
* ハサミ

**作り方:**

1. 刺繍作品の上端を裏側に折り返し、木の棒または竹ひごが通るくらいの幅で接着剤またはグルーガンで固定します。しっかりと接着させることが重要です。
2. 木の棒または竹ひごを折り返した部分に通します。
3. 紐または麻ひもを木の棒または竹ひごの両端に結び付け、壁に吊るせるように輪を作ります。紐の長さを調整して、作品がバランス良く見えるようにしましょう。
4. 必要に応じて、タッセルやビーズなどを飾りとして加えると、より華やかな印象になります。

**ポイント:**

* 木の棒や竹ひごは、自然素材のものがおすすめです。作品の雰囲気に合わせて、色や素材を選びましょう。
* 紐や麻ひもは、作品の色合いに合わせて選びましょう。太めの紐を使うと、より存在感のある壁掛けになります。
* タッセルやビーズは、作品のテーマに合わせて選びましょう。シンプルな作品には、アクセントになるような色や素材を選ぶのがおすすめです。

### 2. パネル仕立て壁掛け

**材料:**

* 刺繍作品
* 厚紙またはパネル(作品より少し大きめのもの)
* キルト芯(必要に応じて)
* 布(裏地用)
* 両面テープまたは接着剤
* ハサミ
* 画鋲またはフック

**作り方:**

1. 厚紙またはパネルに、キルト芯を巻き付けます(必要に応じて)。キルト芯を挟むことで、ふっくらとした仕上がりになります。
2. 刺繍作品をパネルに被せ、裏側に折り込みます。両面テープまたは接着剤でしっかりと固定します。
3. 裏側を布で覆い、パネルが見えないようにします。布を丁寧に縫い付けるか、両面テープまたは接着剤で固定します。
4. パネルの裏側に、画鋲またはフックを取り付け、壁に吊るします。

**ポイント:**

* パネルの素材は、木製パネルや発泡スチロールパネルなど、様々なものがあります。作品の大きさや重さに合わせて選びましょう。
* キルト芯は、厚さや素材によって仕上がりが異なります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 裏地用の布は、作品の色合いに合わせて選びましょう。無地の布を使うと、刺繍がより引き立ちます。

### 3. ファブリックパネル風壁掛け

**材料:**

* 刺繍作品
* 木製パネルまたはキャンバス(作品より少し大きめのもの)
* タッカーまたはホチキス
* ハサミ
* 紐(壁掛け用)

**作り方:**

1. 刺繍作品を木製パネルまたはキャンバスに被せ、裏側に折り込みます。
2. タッカーまたはホチキスで、生地をパネルに固定します。しっかりと固定することが重要です。生地がたるまないように、均等に引っ張りながら固定しましょう。
3. 余った生地を切り落とします。
4. パネルの裏側に紐を取り付け、壁に吊るします。

**ポイント:**

* 木製パネルやキャンバスは、様々なサイズがあります。作品の大きさに合わせて選びましょう。
* タッカーまたはホチキスは、生地をしっかりと固定できるものを選びましょう。
* 紐は、作品の色合いに合わせて選びましょう。太めの紐を使うと、より存在感のある壁掛けになります。

### 4. 流木を使った壁掛け

**材料:**

* 刺繍作品
* 流木
* 紐または麻ひも
* 接着剤またはグルーガン
* ハサミ

**作り方:**

1. 流木に、紐または麻ひもを結び付けます。紐の長さを調整して、作品がバランス良く見えるようにしましょう。
2. 刺繍作品を流木に接着剤またはグルーガンで固定します。流木の形状に合わせて、作品を自由に配置しましょう。
3. 流木を壁に吊るします。

**ポイント:**

* 流木は、様々な形や大きさのものがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 紐や麻ひもは、作品の色合いに合わせて選びましょう。自然素材の紐を使うと、流木との相性が良くなります。
* 流木に、貝殻やシーグラスなどを飾りとして加えると、より個性的な壁掛けになります。

### 5. ハンガーを使った壁掛け

**材料:**

* 刺繍作品
* ハンガー(木製またはワイヤー)
* 洗濯バサミまたはクリップ
* 紐(必要に応じて)

**作り方:**

1. ハンガーに、洗濯バサミまたはクリップで刺繍作品を挟みます。洗濯バサミやクリップは、作品の色合いに合わせて選びましょう。
2. ハンガーを壁に吊るします。必要に応じて、ハンガーに紐を結び付け、吊るしやすいように調整しましょう。

**ポイント:**

* ハンガーは、木製ハンガーやワイヤーハンガーなど、様々なものがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 洗濯バサミやクリップは、挟む力が強いものを選びましょう。
* ハンガーに、ドライフラワーやグリーンなどを飾りとして加えると、よりおしゃれな壁掛けになります。

## 立体的なディスプレイアイデア

次に、刺繍作品を立体的に飾るアイデアをご紹介します。

### 1. 額縁を使った立体ディスプレイ

**材料:**

* 刺繍作品
* シャドーボックスフレームまたは深さのある額縁
* 厚紙またはスポンジシート
* 接着剤
* ハサミ

**作り方:**

1. 厚紙またはスポンジシートを額縁のサイズに合わせてカットします。
2. 刺繍作品を厚紙またはスポンジシートに貼り付けます。作品を立体的に見せるために、厚紙やスポンジシートを重ねて高さを調整しましょう。
3. 額縁に作品をセットします。

**ポイント:**

* シャドーボックスフレームは、奥行きのある額縁です。立体的な作品を飾るのに最適です。
* 厚紙やスポンジシートは、作品の大きさに合わせてカットしましょう。
* 額縁の中に、ドライフラワーや小物を飾りとして加えると、より個性的なディスプレイになります。

### 2. ドーム型ケースを使ったディスプレイ

**材料:**

* 刺繍作品
* ドーム型ケース
* 土台(木製またはプラスチック製)
* 造花またはモス
* 接着剤

**作り方:**

1. 土台に造花またはモスを接着剤で固定します。土台を緑で覆うことで、作品がより自然な雰囲気になります。
2. 刺繍作品をドーム型ケースの中に配置します。作品が安定するように、土台に固定しましょう。
3. ドーム型ケースを土台に被せます。

**ポイント:**

* ドーム型ケースは、様々なサイズがあります。作品の大きさに合わせて選びましょう。
* 造花やモスは、作品のテーマに合わせて選びましょう。季節感のある素材を使うと、よりおしゃれなディスプレイになります。
* ドーム型ケースの中に、LEDライトを入れると、ロマンチックな雰囲気を演出できます。

### 3. テラリウム風ディスプレイ

**材料:**

* 刺繍作品
* ガラス容器
* 砂または小石
* 多肉植物またはエアプランツ
* 装飾用の小物(貝殻、ガラス玉など)

**作り方:**

1. ガラス容器に砂または小石を敷き詰めます。
2. 多肉植物またはエアプランツを植えます。
3. 刺繍作品をガラス容器の中に配置します。作品が植物と調和するように、バランス良く配置しましょう。
4. 装飾用の小物を加えて、テラリウム風のディスプレイを完成させます。

**ポイント:**

* ガラス容器は、様々な形や大きさのものがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 多肉植物やエアプランツは、育てやすい種類を選びましょう。
* ガラス容器の中に、LEDライトを入れると、幻想的な雰囲気を演出できます。

### 4. トルソーを使ったディスプレイ

**材料:**

* 刺繍作品
* ミニトルソー
* 両面テープまたは安全ピン

**作り方:**

1. 刺繍作品をミニトルソーに巻き付けます。両面テープまたは安全ピンで固定します。
2. トルソーを棚やテーブルに飾ります。

**ポイント:**

* ミニトルソーは、様々なデザインがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 刺繍作品をトルソーに巻き付けるだけでなく、ピンで留めてドレープを作ると、より立体的なディスプレイになります。
* トルソーに、ネックレスやブローチなどを飾りとして加えると、より華やかな印象になります。

## 日常使いできるアイテムへのアレンジ

最後に、刺繍作品を日常使いできるアイテムにアレンジするアイデアをご紹介します。

### 1. クッションカバー

**材料:**

* 刺繍作品
* クッションカバー(無地)
* ミシンまたは針と糸

**作り方:**

1. 刺繍作品をクッションカバーに縫い付けます。ミシンを使うと、より綺麗に仕上がります。
2. クッションカバーに綿を入れます。

**ポイント:**

* クッションカバーは、様々なサイズや素材のものがあります。作品の大きさに合わせて選びましょう。
* 刺繍作品をクッションカバーの中央に配置するだけでなく、端に配置したり、複数の作品を組み合わせたりすると、より個性的なクッションになります。
* クッションカバーに、フリルやレースなどを飾りとして加えると、よりフェミニンな印象になります。

### 2. トートバッグ

**材料:**

* 刺繍作品
* トートバッグ(無地)
* ミシンまたは針と糸

**作り方:**

1. 刺繍作品をトートバッグに縫い付けます。ミシンを使うと、より綺麗に仕上がります。

**ポイント:**

* トートバッグは、様々なサイズや素材のものがあります。作品の大きさに合わせて選びましょう。
* 刺繍作品をトートバッグの前面に配置するだけでなく、側面や内側に配置したり、複数の作品を組み合わせたりすると、より個性的なバッグになります。
* トートバッグに、タッセルやチャームなどを飾りとして加えると、よりおしゃれな印象になります。

### 3. ポーチ

**材料:**

* 刺繍作品
* ポーチ(無地)
* ミシンまたは針と糸

**作り方:**

1. 刺繍作品をポーチに縫い付けます。ミシンを使うと、より綺麗に仕上がります。

**ポイント:**

* ポーチは、様々なサイズや形のものがあります。作品の大きさに合わせて選びましょう。
* 刺繍作品をポーチの前面に配置するだけでなく、側面や内側に配置したり、複数の作品を組み合わせたりすると、より個性的なポーチになります。
* ポーチに、ビーズやスパンコールなどを飾りとして加えると、より華やかな印象になります。

### 4. ブローチ

**材料:**

* 刺繍作品(小さめのもの)
* ブローチピン
* フェルト
* 接着剤
* ハサミ

**作り方:**

1. 刺繍作品の裏にフェルトを貼り付けます。フェルトは、刺繍作品より少し大きめにカットしましょう。
2. フェルトにブローチピンを接着剤で固定します。しっかりと固定することが重要です。
3. 余ったフェルトをカットします。

**ポイント:**

* ブローチピンは、様々なサイズやデザインのものがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 刺繍作品に、ビーズやスパンコールなどを飾りとして加えると、より華やかなブローチになります。
* ブローチを、帽子やバッグ、洋服などに付けて、コーディネートのアクセントにしましょう。

### 5. ヘアアクセサリー

**材料:**

* 刺繍作品(小さめのもの)
* ヘアゴムまたはヘアピン
* フェルト
* 接着剤
* ハサミ

**作り方:**

1. 刺繍作品の裏にフェルトを貼り付けます。フェルトは、刺繍作品より少し大きめにカットしましょう。
2. フェルトにヘアゴムまたはヘアピンを接着剤で固定します。しっかりと固定することが重要です。
3. 余ったフェルトをカットします。

**ポイント:**

* ヘアゴムやヘアピンは、様々なデザインのものがあります。作品の雰囲気に合わせて選びましょう。
* 刺繍作品に、リボンやレースなどを飾りとして加えると、より可愛らしいヘアアクセサリーになります。
* ヘアアクセサリーを、普段使いのヘアスタイルに取り入れて、おしゃれを楽しみましょう。

## まとめ

刺繍枠を使わずに、刺繍作品を飾るアイデアは無限大です。この記事でご紹介した方法を参考に、ぜひあなただけのオリジナルなディスプレイを楽しんでください。壁に飾るだけでなく、日常使いできるアイテムにアレンジすることで、刺繍作品をより身近に感じることができます。刺繍作品を飾ることで、お部屋の雰囲気がより一層温かく、そして個性的に彩られるでしょう。ぜひ、色々なアイデアを試して、刺繍の世界をさらに広げてみてください。

0 0 votes
Article Rating
Subscribe
Notify of
0 Comments
Oldest
Newest Most Voted
Inline Feedbacks
View all comments