【初心者向け】かぎ針編みの基本!鎖編みの編み方を写真付きで徹底解説
かぎ針編みを始めたいけれど、何から始めたらいいかわからない…そんなあなたのために、この記事では、かぎ針編みの基本中の基本である「鎖編み」の編み方を、写真付きで丁寧に解説します。鎖編みは、かぎ針編みのすべての基礎となる編み方であり、マスターすれば様々な作品作りに応用できます。この記事を読めば、初心者さんでも必ず鎖編みをマスターできます!
## 鎖編みとは?
鎖編み(くさりあみ)は、かぎ針編みの最も基本的な編み方の一つで、アルファベットの「V」のような形が連なった編み地を作ります。編み始めの土台となるだけでなく、模様の一部として、また縁編みなど、様々な用途で使われます。
## 鎖編みに必要な道具
鎖編みを始めるにあたって、以下の道具を用意しましょう。
* **かぎ針:** 糸の太さに合ったサイズのかぎ針を選びましょう。初心者の方は、3号~5号程度のかぎ針が扱いやすいです。かぎ針には様々な種類がありますが、最初は持ちやすく、滑りの良いものがおすすめです。
* **毛糸:** 練習用の毛糸を用意しましょう。最初は太めの毛糸の方が編みやすいです。アクリル毛糸や並太毛糸などがおすすめです。色々な色を試してみるのも楽しいでしょう。
* **ハサミ:** 毛糸を切るためのハサミを用意しましょう。手芸用のハサミがあると便利です。
* **とじ針:** 編み終わりの糸始末に使います。先端が丸くなっているものが安全です。
* **段数マーカー:** 編み目を数える際に使用します。特に長い鎖編みをする場合に便利です。
## 鎖編みの編み方(写真付き解説)
それでは、写真付きで鎖編みの編み方を詳しく解説していきます。
**ステップ1: 糸を準備する**
まず、毛糸の端から15cm程度を残して、糸端を指でつまみます。この糸端は、後で糸始末に使用します。
**ステップ2: 輪を作る**
糸端をつまんだ状態で、糸を交差させて輪を作ります。輪の中に糸端が入るようにしてください。
**ステップ3: かぎ針を輪に通す**
輪の中に、かぎ針を左から右に通します。かぎ針のフックが手前に向いていることを確認してください。
**ステップ4: 糸をかける**
糸玉から出ている糸を、かぎ針にかけます。この時、糸が緩まないように軽く引っ張っておきましょう。
**ステップ5: 糸を引き抜く**
かぎ針にかけた糸を、輪の中に引き抜きます。これで、最初の目ができました。この目を「作り目」と呼びます。作り目は、鎖編みの土台となる非常に重要な部分です。
**ステップ6: 鎖編みを編む**
糸玉から出ている糸を、再びかぎ針にかけます。そして、かぎ針にかけた糸を、今度は作り目に引き抜きます。これで、鎖編みが1つできました。
**ステップ7: 鎖編みを繰り返す**
ステップ6を繰り返して、必要な長さになるまで鎖編みを編んでいきます。糸をかける、引き抜く、かける、引き抜く…この動作を繰り返すことで、鎖編みがどんどん長くなっていきます。
**ポイント:**
* **糸の引き具合:** 糸をきつく引きすぎると、編み目が硬くなり、編みにくくなります。逆に、緩すぎると、編み目がだらしなくなり、形が崩れてしまいます。均等な力で糸を引くように心がけましょう。最初は少し難しいかもしれませんが、慣れてくると自然とできるようになります。
* **かぎ針の持ち方:** かぎ針の持ち方は、鉛筆を持つように持つ方法と、ナイフを持つように持つ方法があります。どちらの持ち方でも構いませんが、自分が編みやすい持ち方を選びましょう。重要なのは、力を入れすぎずに、リラックスして持つことです。
* **編み目の数え方:** 鎖編みの編み目を数える際は、V字型の部分を数えます。作り目は含めないのが一般的です。編み目を間違えると、作品の仕上がりに影響が出るため、注意して数えましょう。段数マーカーを使うと、編み目を数えやすくなります。
## 鎖編みの練習方法
鎖編みをマスターするためには、練習が不可欠です。以下の練習方法を試してみてください。
* **ひたすら編む:** とにかく鎖編みをたくさん編んで、指の動きを慣れさせましょう。最初はうまくいかなくても、諦めずに編み続けることが大切です。編んでいるうちに、自然とコツがつかめてきます。
* **編み目の大きさを揃える:** 意識的に編み目の大きさを揃える練習をしましょう。編み目が均一になると、見た目が美しくなるだけでなく、編み地も安定します。編み目が大きくなったり小さくなったりする場合は、糸の引き具合を調整してみましょう。
* **色々な糸で編む:** 様々な種類の糸で鎖編みを編んでみましょう。糸の種類によって、編み心地や編み地の表情が異なります。色々な糸を試すことで、自分の好みの糸や、作品に合った糸を見つけることができます。
## 鎖編みを使った作品例
鎖編みは、様々な作品作りに応用できます。以下に、鎖編みを使った作品例をいくつかご紹介します。
* **マフラー:** 鎖編みだけでシンプルなマフラーを編むことができます。色々な色の毛糸を使ったり、模様編みを加えたりすることで、オリジナルのマフラーを作ることができます。
* **コースター:** 鎖編みを円形に編んで、コースターを作ることができます。コースターの縁を飾るように鎖編みを編みつけることもできます。
* **アクセサリー:** 鎖編みを繋げて、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーを作ることができます。ビーズやチャームを組み合わせることで、さらに華やかなアクセサリーを作ることができます。
* **あみぐるみ:** あみぐるみのパーツの一部として、鎖編みを使うことができます。例えば、あみぐるみの髪の毛や、服の縁飾りに鎖編みを使うことができます。
## 鎖編みでよくある質問
**Q: 鎖編みの編み目が汚くなってしまいます。どうすれば良いですか?**
A: 糸の引き具合が均一でない可能性があります。糸をきつく引きすぎたり、緩すぎたりしないように、一定の力で糸を引くように心がけましょう。また、かぎ針の持ち方や、糸のかけ方を見直してみるのも良いかもしれません。
**Q: 鎖編みの作り目がきつくなってしまいます。どうすれば良いですか?**
A: 作り目の時に糸を強く引きすぎている可能性があります。作り目の糸を少し緩めにすると、きつくなるのを防ぐことができます。また、作り目の後、次の目を編む際に、かぎ針を少し太めのものに変えて編むと、編みやすくなる場合があります。
**Q: 鎖編みの編み目がほどけてしまいます。どうすれば良いですか?**
A: 鎖編みの編み終わりをしっかりと処理していない可能性があります。編み終わりの糸端を、とじ針で編み地の中にしっかりと編み込むことで、ほどけるのを防ぐことができます。また、編み終わりの糸端を結んでしまうのも有効です。
## まとめ
この記事では、かぎ針編みの基本である鎖編みの編み方を、写真付きで詳しく解説しました。鎖編みは、かぎ針編みの基礎となる非常に重要な編み方です。この記事を参考に、ぜひ鎖編みをマスターして、様々な作品作りに挑戦してみてください。鎖編みをマスターすれば、かぎ針編みの世界がぐっと広がります!
かぎ針編みは、創造性を活かせる素晴らしい趣味です。ぜひ、色々な作品を作って、かぎ針編みの楽しさを体験してください。
**さらにステップアップ!**
鎖編みをマスターしたら、次は細編みや長編みなどの基本の編み方に挑戦してみましょう。これらの編み方をマスターすれば、さらに複雑な模様や形を編むことができるようになります。かぎ針編みの本や、インターネット上の動画などを参考に、色々な編み方に挑戦してみてください。
**編み図を活用しよう!**
かぎ針編みの作品を作る際には、編み図を活用するのがおすすめです。編み図には、編み方や必要な材料などが詳しく記載されているため、初心者でも安心して作品作りを進めることができます。インターネット上には、無料で公開されている編み図もたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。
**コミュニティに参加しよう!**
かぎ針編みのコミュニティに参加するのもおすすめです。他の編み物好きと交流したり、作品を見せ合ったりすることで、モチベーションを高く保つことができます。また、編み方や作品作りについて相談したり、アドバイスをもらったりすることもできます。インターネット上の掲示板や、SNSなどを活用して、ぜひコミュニティに参加してみてください。
**かぎ針編みを楽しもう!**
かぎ針編みは、創造性を活かせるだけでなく、リラックス効果もあると言われています。ぜひ、かぎ針編みを楽しんで、豊かな時間を過ごしてください!